製品について

“シルク=身に纏うもの”という常識を覆し非繊維利用を可能にした松田養蚕場は、食品や化粧品、医療など様々な分野の企業への素材提供及び協業を行うことで、シルクの魅力を発信し続けております。

製品紹介

PRODUCT

食品原料「液体シルク®」

「液体シルク®」を食品に配合することで、食感改良剤としての効果が期待できます。シフォンケーキのようなスポンジ生地に配合すると、生地表面のキメが細かくなることで口当たりが滑らかとなり、「液体シルク®」の保湿作用により、柔らかくしっとりとした食感に変化します。

また、麺に配合すると表面の摩擦抵抗が低くなるため、つるつる感が増し、時間が経っても伸びにくくなることが実験によって確認されています。

液体シルクをスイーツに使用

三越伊勢丹グループが日本の伝統・文化・美意識から新たな価値を見出すために掲げている企業メッセージ “this is japan”のもと、2016年3月に伊勢丹新宿本店で開催されたイベントにて、「シルクをテーマにしたスイーツコレクション」として“食べるシルク”を使ったスイーツ制作に企画協力。

この時、洋菓子店「イルフェジュール」とフレンチレストラン「横濱元町霧笛楼」とのコラボ商品を制作いたしました。

※写真はイメージです

ナノフィブロイン

化粧品原料「ナノフィブロイン®」

特許製法にて抽出・精製した世界初の美容成分“水溶性フィブロイン”をフリーズドライ製法によって、保存料や防腐剤、賦形剤等を一切使用せず、パウダー化した純度100%のナノフィブロイン®。

コラーゲン産生促進やメラニン生成抑制など化粧品に求められている様々な機能性が研究結果により認められています。

美容液やクリーム等の化粧品をはじめ、エステサロンや美容院でのプロユース品など多くの商品に採用されております。

研究試料「ナノフィブロイン®」

医療・工業分野においても大学や研究機関との共同研究に取り組んでおります。大阪工業大学ナノ材料マイクロデバイス研究センターでは、糖尿病患者が必要とする血糖値測定用の電子デバイスに「ナノフィブロイン®」をフィルムコーティングすることで、従来よりも広い範囲での目的物質の検出を実現。

また血液だけでなく、汗や唾液などからも簡易的に目的物質の測定ができる可能性を研究結果により示しました。

メディア

MEDIA

液体シルクやナノフィブロインについて、さまざまなメディアにて取り上げて頂きました。

テレビ・新聞

  • 2009年 フジテレビ「新報道2001」GWスペシャル 出演
  • 2009年 朝日新聞 「商機、シルクたんぱく 富岡など国産繭食品や化粧品に応用」に掲載
  • 2010年 読売新聞 地賛地食「シルクを食べる」に掲載
  • 2010年 BS日テレ 列島縦断・食の匠~大桃美代子流“究極のおもてなし”~に出演
  • 2011年 JST(独立行政法人 科学技術振興機構)「エコ・フロンティア~自然に学ぶ科学技術」に出演
  • 2013年 NHK「あさイチ」~JAPAなび 群馬県富岡市 ~に出演
  • 2014年 TBSニューイヤー駅伝2014にて山崎製パン(株)とのコラボレーション商品 シルクタンパク抽出液入り「もちもち食感パン」を商品紹介

雑誌・書籍

  • 2011年 GAKKEN MOOK 「自然にまなぶ!ネイチャー・テクノロジー 暮らしをかえる新素材・新技術」
  • 2016年 伊勢丹新宿本店 冊子
  • 2018年 家庭画報 Japan Edition vol.41
  • 2019年 日経バイオテク バイオベンチャー大全2019-2020
  • 2020年 ジャパンオーガニックコスメ
  • 2021年 日経バイオテク バイオスタートアップ総覧2021-2022

論文

  • シルクフィブロイン液化抽出技術から広がる養蚕業の未来

その他

  • 2009年 東京農業大学「食と農」の博物館で開催されたワイルドシルクフェスタ「呼吸するシルク」出展
  • 2009年 東京青山、地球環境パートナープラザにて出展
  • 2010年 ものづくりNEXT↑2010 東京ビッグサイト東ホール「生物多様性に学ぶ、次世代ものづくり技術展」にて出展
  • 2011年 東京ビッグサイト東5・6ホール ものづくりNEXT↑特別企画「2011ネクスト・ネイチャー・プロダクツ」~生物に学ぶ、次世代ものづくり技術展~バイオミメティクス・ネイチャーテクノロジー・ロボット~にて出展
  • 2023年 自社ブランド煌繭(きらまゆ)がソーシャルプロダクツ・アワード2023にて、「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞
2016年 伊勢丹新宿本店 冊子
2018年 家庭画報 Japan Edition vol.41
2021年 日経バイオテク バイオスタートアップ総覧2021-2022

オーガニックビューティーブランド煌繭(きらまゆ)

KIRAMAYU

養蚕研究のエビデンスと特許取得技術によって実現した、希少な純国産シルク100%の“水に溶けるシルク”で、
素肌美をサポートするオーガニック ビューティーブランド 煌繭 (きらまゆ) 。

シルクには、第三者機関の試験により「保湿効果」「メラニン生成抑制効果」「線維芽細胞の増殖」といった特性が認められています。

特許取得の製法により本来のシルク(高分子シルクフィブロイン)をそのまま肌に届けることができる自社ブランド「煌繭」を2018年に立ち上げました。

防腐剤などの添加物を一切使用せず、シルク成分100%のまま水溶化できるいう汎用性を活かすため、美容パウダーに特化して商品化。性別・年齢問わず、自然かつ最小限の引き算ケアを求める全ての人へ、ただ重ねる美容ではなく、潤いやハリ、ツヤを与えながら本来あるべき肌の自活力をサポートする根本美容を提案いたします。

煌繭ピュアシルクパウダー(美容パウダー)

全成分:水溶性フィブロイン100%(純国産シルク)
*香料、着色料、防腐剤、シリコン、アルコール、石油由来成分、合成ポリマー不使用
内容量:1.5g (濃度により約100〜300回分)/生産国:日本

POINT 01

線維芽細胞の増殖作用により
コラーゲン産生+肌の自活力アップ

肌のハリや弾力の基となるコラーゲン、ヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞。加齢などによって細胞の働きや数が減少すると、シワやたるみの原因になると言われています。ピュアシルクパウダーは、その線維芽細胞の増殖作用が証明されています。また約1.6〜3倍のコラーゲン産生率も示されました。

POINT 02

メラニン産生量の減少効果によりシミ・ソバカス生成を抑制

ピュアシルクパウダーの使用により、日焼けによるシミやソバカスの原因となるメラニンの産生量が約15.2%〜53.4%減少することが認められました。
蚕を紫外線などの外的刺激から守るために繭に宿された、自然の恵みそのものです。

POINT 03

高い生体親和性×安全性
×保湿効果

皮膚や髪の毛など人間の身体を作っているタンパク質は20種類のアミノ酸でできており、シルクはそのうちの18種で構成されています。人の肌に含まれる天然保湿因子(NMF)とよく似た組成のため、肌に優しいうえに潤いを角質層のすみずみまで浸透させ、ハリや弾力を与えることができます。